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備前介藤原宗次 慶應三年五月日
Bizen no suke Fujiwara Munetsugu A.D.1867

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token

備前介藤原宗次 慶應三年五月日Bizen no suke Fujiwara Munetsugu A.D.1867
  • 銘文:備前介藤原宗次 慶應三年五月日
  • Sign:Bizen no suke Fujiwara Munetsugu A.D.1867
  • 種別:拵付刀 Katana and Mounting
  • 寸法:2尺3寸1分半(70.2cm)反り1.6cm 元幅 3.2cm 先幅2.3cm 元重0.7cm
  • 時代:江戸時代後期ー武蔵国(東京都)
  • 価格:御売約済み Sold Out

宗次は1803年奥州白河に生まれ、加藤綱英に師事したと伝えられている。藩が勢州桑名へ移封後は、江戸に住して桑名藩工として活躍した。弘化二年に備前介を受領している。作風は一貫して備前伝であり、地鉄のよくつんだ綺麗な鍛えに、匂勝ちの丁字乱れを焼いて成功している。
本作は身幅広く、重ね厚く、帽子中切先延びごころとなった豪壮な姿態に幕末の時代色をよく表し、地鉄、小板目つみ、地沸が微塵についた鍛えに、刃文は丁字乱れを主調に焼いて、互の目、角張る刃、尖り刃等が交じり、小足よく入り、匂勝ちに多種多様な刃を交えて華やかな作風を示した優品である。白鞘に寒山博士の鞘書にて「号帰朝宗次」と記されており、その由来は現在では不明だが豪壮なる出来口から特別な号を与えられる機会に恵まれたのであろうか、内外共に幕末の気勢を伝える今に伝える名品である。
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