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井上真改 井上和泉守国貞 (菊紋)寛文十二年二月日
Inoue Shinkai Inoue Izuminokami Kunisada A.D.1672

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣[N.B.T.H.K] Jyuyo Token No.24

井上真改 井上和泉守国貞 (菊紋)寛文十二年二月日Inoue Shinkai  Inoue Izuminokami Kunisada A.D.1672
  • 作者:井上真改
  • 銘文:井上和泉守国貞 (菊紋)寛文十二年二月日
  • Maker:Inoue Shinkai
  • Sign:Inoue Izuminokami Kunisada A.D.1672
  • 種別:白鞘脇差 Wakizashi and Shirasaya
  • 寸法:1尺6寸5分(50.2cm)反り1.2cm 元幅3.2cm先幅2.2cm元重0.7cm
  • 時代:江戸時代前期ー摂津国(大阪府)
  • 価格:御売約済み Sold Out

新刀西の横綱と称され新刀最高位の評価を与えられる井上真改の作品。
2代国貞、井上真改は初代和泉守国貞の次男で、初め父同様和泉守国貞と銘し、万治4年に朝廷より菊紋をきることを許され、寛文12年8月より真改と名を改めた。真改は父に勝る上手で、匂口の冴えた沸の美しさは新刀鍛冶中屈指であり、同国の津田越前守助広や新刀東の横綱、長曽祢乕徹と並びその技量を高く評価され、大阪正宗と称される程に至った。
本作は寛文12年、真改40歳時の作品で、反り少なく、身幅広く、中切先延びごころとなる豪壮な姿に、地鉄、大阪物らしく小板目肌綺麗につみ、地沸微塵に厚くよくついている。刃文は彼の真骨頂ともいえる、匂口の深く、明るいのたれに、所々に強い沸がよくつき、金筋・砂流しを盛んに交え、帽子小丸に返るなどの作域を示している。同作の常の作に比べとくに匂口深く焼刃の高い様子から古作江をねらった作品かと思われ、井上真改大鑑において「虎徹の上作をみるような見事な出来である」と賞賛された同作中の傑作である。
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