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帝室技芸員 月山貞一 彫同作 明治四十三年八月日
Teisitsu gigeiin Gassan sadakazu Horidousaku A.D. 1910

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token

帝室技芸員 月山貞一 彫同作 明治四十三年八月日Teisitsu gigeiin Gassan sadakazu Horidousaku A.D. 1910
  • 銘文:帝室技芸員 月山貞一 彫同作 明治四十三年八月日
  • Sign:Teisitsu gigeiin Gassan sadakazu Horidousaku A.D. 1910
  • 種別:白鞘刀 Katana and Shirasaya
  • 寸法:2尺4寸1分2厘(73.1cm)反り0.8cm 元幅 2.3cm 元重 0.6cm
  • 時代:(明治ー大阪府)
  • 価格:御売約済み Sold Out

月山は建久頃(平安時代後期)に出羽国月山の霊場に住んだ鬼王丸を祖とすると云われ、以来、月山のふもとでは刀鍛冶が栄え、その後、月山銘は室町時代後期には全国に広まり、この刀工集団を「月山鍛冶」という。その後、江戸時代後期に、一門の弥八郎貞吉(月山貞吉)は大阪に移住しその養子の弥五郎貞一(初代貞一)は月山に特徴的な「綾杉肌」を復元して、明治39年には当時刀鍛冶としては最高の名誉である「帝室技芸員」に任命され、宮内省御用刀匠となる。初代月山貞一は特に彫物の名手としても有名で彼以降歴代の月山鍛冶の作品に刀工彫という新たな境地を開拓した。また、五ヶ伝を上手に使い分ける器用な鍛冶で、幕末から廃刀令後の明治時代にかけての刀匠には不遇な時代に一人奮起し一時代を築いた巨匠である。本作は刃文、小沸出来の小互の目を基調に尖り刃を交え、上記の如く彼の得意とする濃厚な龍と三鈷剣の彫物が施されており、彫同作の銘も貴重である。
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