刀装具

後藤乗真 桐鳳凰図三所物
Goto Joshin

鑑定書内容:(財)日本美術刀剣保存協会 重要刀装具 Certificate:NBTHK Jyuyo Tousougu No.19

後藤乗真 桐鳳凰図三所物Goto Joshin
  • NO.124
  • 銘文:無銘 乗真 付) 寛文三年卯月光侶折紙
  • Sign:Gotou Joshin(3rd Generation) with Origami
  • 時代:室町時代(1512-1562)ー山城国(京都府)
  • 価格:御売約 Sold Out
  • 刀装小道具講座所載品

将軍家お抱え金工、後藤家3代目当主、乗真(1512-1562)の作品。
乗真は二代宗乗の長男で、勘兵衛家の記録によると、足利義晴、義輝の二公に仕えてた名工であると同時に武勇にも優れた武人であったと歴戦の武勲が伝えられている。その製作範囲は目貫と笄がほとんどで小柄は極めて少なく、武人としての性質からか覇気に富み、力強く、大振りなものが多く三所物(猿猴捕月三所物)が一点重要美術品に認定されている。
本作は十代廉乗光侶が三代乗真の作と鑑定し、折紙を付した物である。仔細に見ると目貫、笄、小柄の紋が乗真の作で、小柄の地台は九代迄のいずれかが製作して紋を据え、十代が折紙を発行したものと思われる。同作の現存する三所物で全てが乗真作で揃えられた作品は非常に珍しく、上記の重要美術品指定作品でも小柄は十一代通乗光寿が添えた物である。赤銅にて黒一色でまとめられた格調高い一品で、流石に彫口鋭く、また手擦れがなく見事なまでに健全に残されており、百五十貫の代付けも納得の名品である。
※刀装小道具講座所載品

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