新刀

城州住国時 於南紀造之 寛永四年正月 
Jyo shu jyu Kunitoki A.D.1627

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

城州住国時 於南紀造之 寛永四年正月 Jyo shu jyu Kunitoki A.D.1627
  • No.A862
  • 銘文:城州住国時 於南紀造之 寛永四年正月 
  • Sign:Jyo shu jyu Kunitoki A.D.1627
  • 種別:白鞘脇差 Wakizashi and Shirasaya
  • 寸法:1尺1寸6分半(35.10cm)反り0.6cm 元幅3.1cm 元重0.8cm
  • 時代:江戸時代前期ー紀伊国(和歌山県)
  • 価格:御売約 Sold Out

江戸時代前期、山城国で活躍した堀川国広一門の高弟、城州国時の作品。
国時は京都の名門、堀川国広一派の中でも日向在住時から従事したとされる高弟で後に紀伊国に移住している。普段は師の代作に従事していた為か門人としての期間が長いわりに現存作が非常に希少な事で知られる作家である。
本作は身幅広く、重ねが厚く、先反りのついた豪壮な体配に、地鉄、板目肌、やや肌たちザングリとし、刃文、沸出来の互の目乱れに、金筋・砂流しを交えて、刀樋、護摩箸の彫り物を添えるなど、同一門の典型的な作域を示した典型作であり、加えて「於南紀造之」の銘文より同作の来歴を証明した同作研究上においても貴重な珍品である。

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