刀剣

井上真改(菊紋)延宝四年八月日 (金象嵌)秋水 二ツ胴裁断
Inoue Shinkai (Kiku Seal) A.D.1676 Kinzougan Saidanmei Shusui

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣[N.B.T.H.K] Jyuyo Token No.26

井上真改(菊紋)延宝四年八月日 (金象嵌)秋水 二ツ胴裁断Inoue Shinkai (Kiku Seal) A.D.1676 Kinzougan Saidanmei Shusui
  •  NO.609
  • 銘文:井上真改(菊紋)延宝二二年八月日 
  • (金象嵌)秋水 弐ツ胴裁断 上一ノ胴 下脇毛 宮田弥一左衛門尉斬之重綱(花押) 延宝酉辛年二月十二日
  • Sign:Inoue Shinkai (Kiku Seal) A.D.1676 (Kinzougan)shusui 2 body cut by Miyata Shigetsuna A.D. 1681
  • 種別:白鞘刀 Katana and Shirasaya
  • 寸法:2尺3寸2分(70.4cm)反り1.2cm 元幅3.0cm 先幅2.0cm元重0.7cm
  • 時代:江戸時代前期ー摂津国(大阪府)
  • 価格:¥20,000,000(JPY)


新刀西の横綱と称され新刀最高位の評価を与えられる井上真改の第26回の重要刀剣指定作品。
2代国貞、井上真改は初代和泉守国貞の次男で、初め父同様和泉守国貞と銘し、万治4年に朝廷より菊紋をきることを許され、寛文12年8月より真改と名を改めた。真改は父に勝る上手で、匂口の冴えた沸の美しさは新刀鍛冶中屈指であり、同国の津田越前守助広や新刀東の横綱、長曽祢乕徹と並びその技量を高く評価され、大阪正宗と称される程に至った。
本作は延宝四年八月日、真改44歳時の作品で、延宝年間は大阪新刀の全盛時代であると同時に、真改の技量が円熟した時期である。特に延宝四年八月日は同作の最高傑作ともいわれる重要文化財指定品が製作された同年である。地鉄、小板目肌綺麗につみ、地沸微塵に厚くよくついており、刃文は彼の真骨頂ともいえる、匂口の深く、明るいのたれに、所々に強い沸がよくつき、所々に金筋・砂流しを交え、帽子小丸に返るなどの作域を示している。金象嵌にて号「秋水」と宮田弥一左衛門尉重綱の裁断銘が添えられているが、井上真改の作に金象嵌裁断銘が添えられることは非常に珍しく、同作の重要刀剣指定品中でも現存本作一点のみという大変貴重な作品である。
※鑑刀日々抄続所載

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