刀剣界ニュース

横綱白鵬が土俵入りの太刀を打ち初め

 十二月八日、横綱白鵬が奈良県桜井市の月山日本刀鍛錬道場を訪問、月山貞利刀匠らとともに太刀の打ち初め式に臨んだ。
 白鵬は大相撲九州場所で四場所ぶり二十三回目の優勝を決め、今年は北の湖の二十四回、朝青龍の二十五回を超える記録に期待がかかっている。
 期せずして、春場所前には紗代子夫人の地元の徳島後援会から、化粧まわしと太刀が贈られることになった。
 土俵入りの太刀を製作するのが月山刀匠とあって、横綱自らが打ち初めをしたいと希望し、この日の実現となったもの。
 月山刀匠は「刀は日本の精神の象徴。心を込めて、全身でしっかり打ち込んでください」と語りかけると、白鵬は「日本の伝統文化に触れ、しかも自ら鍛えることができてうれしい」と感激していた。
 完成すると、中なか心ごには白鵬が好んで用いる「夢」「心」「運」の文字が刻まれるという。

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