刀剣界ニュース

全刀商の活動紹介『刀剣界』編集委員会 業界全体の情報を集め発信

 『刀剣界』編集委員会は組合事務局より連絡を受けて開催されます。毎月の組合交換会終了後に開く編集会議のほか、校正作業の際に招集がかかります。
 どの編集委員も各々の仕事をやり繰りしながら時間をつくっていますので、私も外せない用事がない限り参加に努めています。時折、会議半ばに汗を拭きながら駆けつけるメンバーもいます。多忙であるのに欠席せず、遅れてもやってくる使命感には頭が下がります。
 会議は、編集長が準備したレジュメをベースに進行します。進行役は理事長。組合員にとって有益な記事をタイムリーにわかりやすく伝えること、組合だけでなく刀剣業界全体に目配りすること、本紙の購読者が興味を持って読む記事は何かなど、テーマや取り上げる内容を決める話し合いはいつも真剣です。
 毎号二名の担当委員がいますが、どの原稿を受け持つかは基本的に全委員の自己申請に委ねられています。
 それでも、重要な問題提起などシリアスなテーマの担当決めではみな目を伏せてしまいます。そんなとき、理事長は各々の知見や役割を斟酌して執筆を
要請します。要請を受けると誰も否とは言いません。各編集委員の心構えが表れるときです。
 いつも感心しますが、会議は要領よく進みます。ともすれば線したり、議論百出したりして意見がまとまらなくなりそうなものですが、予定した時間内にきっちり決めて終わります。
 原稿は、締め切り日までに各執筆者から編集長に送られ、紙面が構成されます。それから、校正と読み合わせの会議が再度開かれ、全員で内容をチェックします。最後は発行者である理事長の了解を経て完成。これが発行までのプロセスです。編集委員は皆この『刀剣界』を充実させるべく、また発行部数を伸ばすべく頑張っています。「組合の情報集積と発信」「刀剣商の地位向上」など頑張る理由は多々ありますが、出来上がった『刀剣界』を購読者の皆さまに読んでもらえる喜びと、編集会議後の懇親会が楽しみで、苦労を忘れて続けています。そのメンバーは一面題字下に載っています。(松本義行)

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