刀剣

A495 一竿子忠綱
Ikkannshi Tadatsuna

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣[N.B.T.H.K]Jyuyo Token

A495 一竿子忠綱Ikkannshi Tadatsuna
  • 銘文:一竿子忠綱 彫同作 元禄十一年二月日
  • Sign:Ikkannshi Tadatsuna carving himself A.D.1698
  • 種別:白鞘脇差 Wakizashi and Shirasaya
  • 寸法:1尺8寸(55.4cm)反り1.7cm 元幅2.9cm 先幅2.2cm 元重0.7cm
  • 時代:江戸時代ー摂津国(大阪府)
  • 価格:どうぞお問合せ下さい

 江戸時代を代表する彫物の名手として名高い一竿子忠綱の作品。
粟田口近江守忠綱は初代近江守忠綱の子で、後に2代目を継ぎ、一竿子と号した。彼の作風は、初期に於いては初代同様に焼き頭の良く揃った足の長い丁字乱れが多く、後には互の目乱れや濤瀾風の乱れ、さらには直刃なども焼いている。また彫物を得意としており、自身で刀身彫りを加えた作品には必ず「彫物同作」との銘文が添えられており、刀身その物を損ねることなくよく調和した同作の彫身の作品はすこぶる人気が高く、古来珍重されている。
 本作は小板目肌のよくつんだ鍛えに、地沸微塵に厚くつき、地景細かによく入り、刃文はのたれに互の目、丁字を交えて濤瀾風に乱れて小沸よくつき、匂口が明るい出来口を表している。刀身表裏に施された彫物も巧みであり、表に昇り龍、裏に三鈷柄剣を彫り、彫り口が深く、龍の図柄にも同工の手癖が顕著に表れている。彫物が刀身とよく融和して見事に仕上げられており、同工の優れた彫技が示されている名品である。
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