古刀

相模国貞宗 本阿弥光温折紙 弐拾五枚
Sadamune with Origami by Kouon

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別重要刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Juyo Token No.9

相模国貞宗 本阿弥光温折紙 弐拾五枚  Sadamune with Origami by Kouon
  • NO.633
  • 銘文:無銘(貞宗)(附)本阿弥光温折紙
  • Sign:Mumei (Sadamune) with Origami Honami Kouon
  • 伝来:鷹司家
  • History:From Takatsukasa Family
  • 種別: 白鞘刀 Katana and Shirasaya
  • 寸法:2尺2寸1分(67.1cm)反り1.6cm 元幅2.9cm 先幅2.4cm 元重0.6cm
  • 時代:南北朝時代ー相模国(神奈川県)
  • 価格:御売約 Sold Out


大磨上無銘の刀で、明暦元年(1655年)本阿弥光温が相州貞宗と代金25枚の折紙を附している。貞宗は正宗の子、または門人で、後に養子になったと伝える刀工で正宗直系を継いだ相州伝の代表的名工として知られている。在銘作は皆無であり国宝4点、重要文化財12点全てが無銘作を各時代に極めた物である。
本作は身幅広く、大切先伸びた、南北朝時代の典型的な体配に、刃文、浅いのたれを主張に互の目を交え、美しく輝く沸が厚く、複雑に絡み、地鉄、地景をよく交え、地沸が強くつくなど、まさに相州伝最高峰の渾然とし、かつ正宗に比べて穏やかな作風を示すという、貞宗の見所をよく示している。各代本阿弥家の極めでも、特に貴重であると尊重される本阿弥光温による上代極めの作品であり、本作の如く、上代の折紙が付帯し極められた貞宗は国宝、重要文化財、特別重要刀剣全てを俯瞰しても他に類例がない。まさに相州貞宗、最高峰の逸品である。公家の頂点に立つ五摂家の一つ、鷹司家に伝来した。
※惜しむらむことに特別重要指定後、折紙、指定所共に紛失されており、現在調査中である。

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