新刀

月山貞勝謹作(花押)昭和八年十二月吉日
皇太子殿下御誕生記念
Gassan Sadakazu A.D.1933 Memorial for prince birth

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣[N.B.T.H.K] Hozon Token

月山貞勝謹作(花押)昭和八年十二月吉日皇太子殿下御誕生記念 Gassan Sadakazu A.D.1933 Memorial for prince birth
    • NO.666
    • 銘文:月山貞勝謹作(花押)昭和八年十二月吉日 皇太子殿下御誕生記念
    • Sign:Gassan Sadakazu A.D.1933 Memorial for prince birth
    • 種別: 白鞘短刀 Tanto and Shirasaya
    • 寸法:8寸5分(25.8cm) 反り 0.0cm元幅 2.5cm  元重0.5cm
    • 時代:昭和ー(大阪府)
    • 価格:御売約 Sold Out
    • 付けたり 共箱

月山は建久頃(平安時代後期)に出羽国月山の霊場に住んだ鬼王丸を祖とすると云われ、以来、月山のふもとでは刀鍛冶が栄え、その後、月山銘は室町時代後期には全国に広まり、この刀工集団を「月山鍛冶」という。その後、江戸時代後期に、一門の弥八郎貞吉(月山貞吉)は大阪に移住しその養子の弥五郎貞一(初代貞一)は月山に特徴的な「綾杉肌」を復元して、明治39年には当時刀鍛冶としては最高の名誉である「帝室技芸員」に任命され、宮内省御用刀匠となる。月山貞勝は明治二年、初代名匠月山貞一の長男として生まれ、皇太子殿下、皇孫殿下の守護刀なども手がけ、数多くの皇室御用刀を作刀している。
本作は、皇太子殿下のお誕生を祝って貞勝六十四歳の時に作刀された作品で、均整のとれた美しい体配に、刃文、直刃に月山鍛冶の伝統である得意の綾杉肌が絡んで金筋・砂流しを交えた景色を示し、地鉄、小板目肌つんで微塵に地沸よくつき、地景よく入り、刃寄りにかけて強く綾杉肌がでる。同作には得意の綾杉肌が極端に強く出過ぎている感の作がまま見られるが、本作は実に程よく鍛えられ、格調高くまとめられた同作中の優品である。貞勝自筆の共箱が付帯しており、表には「海軍守護刀 壱振」裏に「為近衛弘氏守護 相州鎌倉正宗傳以秘術 長七寸五分 勤作 月山貞勝」とあり、海軍の近衛弘氏のお守り刀として贈られた事がわかる。近衛家は五摂家筆頭の家柄で、明治以降は華族として貴族院議員の議長を輩出し、また教育の徹底のため学習院の創設に尽力するなど日本の近代化に大きく貢献した。(平成29年 小川和比古氏研磨)


 

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