新刀

月山貞一造 慶応元年八月日
Gassan Sadakazu A.D.1865

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣[N.B.T.H.K] Hozon Token

月山貞一造 慶応元年八月日 Gassan Sadakazu A.D.1865
  • NO.665
  • 銘文:月山貞一造 慶応元年八月日 
  • Sign:Gassan Sadakazu A.D.1865
  • 種別:白鞘短刀 Tanto and Mounting
  • 寸法:9寸2分(27.8cm)反り0.0cm 元幅2.9cm 元重0.8cm
  • 時代:大正ー摂津国(大阪府)
  • 価格:御売約 Sold Out

月山は建久頃(平安時代後期)に出羽国月山の霊場に住んだ鬼王丸を祖とすると云われ、以来、月山のふもとでは刀鍛冶が栄え、その後、月山銘は室町時代後期には全国に広まり、この刀工集団を「月山鍛冶」という。その後、江戸時代後期に、一門の弥八郎貞吉(月山貞吉)は大阪に移住しその養子の弥五郎貞一(初代貞一)は月山に特徴的な「綾杉肌」を復元して、明治39年には当時刀鍛冶としては最高の名誉である「帝室技芸員」に任命され、宮内省御用刀匠となる。初代月山貞一は特に彫物の名手としても有名で彼以降歴代の月山鍛冶の作品に刀工彫という新たな境地を開拓した。また、五ヶ伝を上手に使い分ける器用な鍛冶で、幕末から廃刀令後の明治時代にかけての刀匠には不遇な時代に一人奮起し一時代を築いた巨匠である。
本作は身幅広く、重ね厚く、長寸で堂々とした体配に、刃文、端正な直刃を焼き、地鉄、総柾目に鍛えた、大和保昌派の作域を示したもので、総じて破綻なくまとめ上げられた作品で、貞一の技量の高さをよく示した優品である。

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