刀剣

備前介藤原宗次 文久四年二月日
Bizen no suke Fujiwara Munetsugu

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

備前介藤原宗次 文久四年二月日Bizen no suke Fujiwara Munetsugu
  • No.A663
  • 銘文:備前介藤原宗次 同義次作 慶應二年五月日
  • Sign:Bizensuke Fujiwara Munetsugu and Yoshitsugu A.D.1866
  • 種別:拵付刀 Katana and Mounitng
  • 寸法:2尺3寸5分半(70.4cm)反り1.6cm 元幅 3.2cm 先幅2.3cm 元重0.7cm
  • 時代:江戸時代後期ー武蔵国(東京都)
  • 価格:¥4,000,000(JPY)

幕末の名工、固山宗次、実子、義次による親子合作刀。
宗次は1803年奥州白河に生まれ、加藤綱英に師事したと伝えられている。藩が勢州桑名へ移封後は、江戸に住して桑名藩工として活躍した。弘化二年に備前介を受領している。作風は一貫して備前伝であり、地鉄のよくつんだ綺麗な鍛えに、匂勝ちの丁字乱れを焼いて成功している。
本作は身幅広く、重ね厚く、帽子中切先延びごころとなった豪壮な姿態に幕末の時代色をよく表し、地鉄、小板目つみ、地沸が微塵についた鍛えに、刃文は丁字乱れを主調に焼いて、互の目、角張る刃、尖り刃等が交じり、小足よく入り、匂勝ちに多種多様な刃を交えている。同作者は比較的作刀年数が長く、名品を数多く残した刀工であるが、本作のごとく親子2代による合作刀は大変珍しく貴重であり、またどのような理由によりこのような合作刀を鍛えたか、銘文からは知り得ないが、常の作品にくらべ一層と堂々たる体配に、刃文は大模様に明るく冴え、地鉄も精良によく詰んだ優れた作域を示した同作中の傑作である。


Return Top