刀剣

帝室技芸員月山貞一 大正聖帝御即位記念太刀餘鉄 八十三歳彫同作 備前福岡一文字以伝精錬
Gassan Sadakazu memorial sword for Taisho Emperor Enthronement Spetial order from War Department A.D.1916

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

帝室技芸員月山貞一 大正聖帝御即位記念太刀餘鉄 八十三歳彫同作 備前福岡一文字以伝精錬Gassan Sadakazu memorial sword for Taisho Emperor Enthronement Spetial order from War Department A.D.1916
  • NO.675
  • 銘文:帝室技芸員月山貞一 時八十三歳 彫同作 大正聖帝御即位記念御太刀除鉄 大正七年三月吉日 備前福岡一文字伝以伝精錬之
  • Sign:Gassan Sadakazu Carving by Himself A.D1918 Memorial for His Majesty the Emperor the way of Fukuoka Ichimonji School
  • 種別:白鞘太刀 Katana and Shirasaya
  • 寸法:2尺2寸8分(69.0cm)反り1.9cm 元幅2.7cm 先幅1.7cm 元重0.5cm
  • 時代:大正ー摂津国(大阪府)
  • 価格:¥4,000,000

月山は建久頃(平安時代後期)に出羽国月山の霊場に住んだ鬼王丸を祖とすると云われ、以来、月山のふもとでは刀鍛冶が栄え、その後、月山銘は室町時代後期には全国に広まり、この刀工集団を「月山鍛冶」という。その後、江戸時代後期に、一門の弥八郎貞吉(月山貞吉)は大阪に移住しその養子の弥五郎貞一(初代貞一)は月山に特徴的な「綾杉肌」を復元して、明治39年には当時刀鍛冶としては最高の名誉である「帝室技芸員」に任命され、宮内省御用刀匠となる。
初代月山貞一は特に彫物の名手としても有名で彼以降歴代の月山鍛冶の作品に刀工彫という新たな境地を開拓した。また、五ヶ伝を上手に使い分ける器用な鍛冶で、幕末から廃刀令後の明治時代にかけての刀匠には不遇な時代に一人奮起し一時代を築いた巨匠である。
本作は月山貞一が天皇陛下の即位式に佩刀を製作する名誉を授かった貞一がその玉鋼をもって製作した作品であり、反り高く、小切先の優美な姿に、地鉄、柾目鍛えとなり、刃文、沸出来の小乱れ刃に小丁子、尖り刃、金筋・砂流しを交え、棒樋に龍、旗鉾の自身彫りを添えている入念作である。月山貞一共箱有り。

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