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則光
Norimitsu

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣[N.B.T.H.K]Jyuyo Token No.26

則光Norimitsu
  • 銘文:則光
  • Sign:Norimitsu
  • 種別:白鞘太刀 Tachi and Shirasaya
  • 寸法:2尺5寸(75.7cm)反り2.1cm 元幅2.9cm 先幅2.1cm 元重0.7cm
  • 時代:室町時代初期ー備前国(岡山県)
  • 価格:御売約済み Sold Out

 室町時代、備前長船派則光の作品。
 備州長船則光は初代は長光の門人と伝え、嘉元三年期(1305年)の短刀が存在する。銘鑑ではこれを初代とし、二代を延文頃、三代が応永で家助の子とし、四代が永享頃、以後室町末期まで名跡を伝えている。本作の作者は銘鑑でいう四代永享頃かそれよりも代の上がる物に思われる。作風は、身幅広く、重ね厚く、長寸で反りの強くついた堂々として豪壮な体配を示し、地鉄、板目肌つみ、鎬筋寄りに乱れ映り華やかに立ち、刃文、腰開きの互の目に丁字を交え、匂出来で締まった応永備前の優品を思わせる作風を示している。通常目にする永享備前に分類される則光の作品は、寸が短く、刃文も小模様に乱れた作風であるが、本作は磨上げながらも二尺五寸と長寸豪壮な体配を示し、刃文も大模様に乱れ、匂口も締まって抜群に健全であり、手に持つと刀剣博物館所蔵、特別重要刀剣指定、盛光の作品を想起させられる。まさに同作中の傑作である。
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