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備前国住長船春光十郎左衛門上作 永禄三年八月日
Bizenkoku jyu Osafune Harumitsu Jyurou saemon jyo saku A.D.1560

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token

備前国住長船春光十郎左衛門上作 永禄三年八月日Bizenkoku jyu Osafune Harumitsu Jyurou saemon jyo saku A.D.1560
  • 銘文:備前国住長船春光十郎左衛門尉作 永禄三年八月日
  • Sign:Bizenkoku jyu Osafune Harumitsu Jyurou saemon jyo saku A.D.1560
  • 種別:拵付短刀 Tanto and Mounting
  • 寸法:7寸6分半(23.2cm)反り0.2cm 元幅 1.8cm 元重0.6cm
  • 時代:室町時代後期ー備前国(岡山県)
  • 価格:御売約済み Sold Out

 室町時代後期、備前長船派の名工、十郎左衛門尉春光俗名入りの作品。
春光は末備前の刀工の一人で、同銘が数工おり、その中でも十郎左衛門の名が最も知られている。他には、左衛門尉、五郎左衛門尉、孫十郎等の俗名を冠する刀工達がおり、時代的に見ると文明から文禄までの長期にわたっている。日本刀の注文が最も膨大になった戦国期、数多くの日本刀が制作される中、本作の様に十郎左衛門等の俗名を冠した作品は、注文打の入念作であると知られ、鍛えの優れた優品が多く見られる。本作は地鉄、板目肌よく練れてつみ所々に杢を交え、地景細かく良く入り、刃文はのたれ刃、盛んに沸づいて金筋・砂流し激しく交え、帽子、先鋭く尖って返っている。匂口が非常に明るく、刃中の働きが豊富な様は、一見、筑州左文字か相州伝上工を思わせるような優品である。附の拵は幕末頃の作と鑑せられる上手の合口拵で、朱塗りの鞘には大小様々な桐紋を配し、各赤銅金具には花鳥、鹿、楓の葉など各種の意匠が写実性豊かに表されており、内外共に格調高く素晴らしい作品である。
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