刀剣

筑州住左行秀 安政三年二月吉日
Chikushu ju Sano Yukihide A.D.1856

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣 [N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

筑州住左行秀 安政三年二月吉日Chikushu ju Sano Yukihide A.D.1856
  • No.A742
  • 銘文:筑州住左行秀 安政三年二月吉日
  • Sign:Chikushu jyu Sa no Yukihide A.D.1856
  • 種別:白鞘刀 Katana and Shirasaya
  • 寸法:2尺6寸2分(79.3cm) 反り1.3cm 元幅 3.1cm 先幅2.2cm 元重0.8cm
  • 時代:幕末期ー土佐国(高知県)
  • 価格:¥6,000,000
  • 左行秀と固山宗次その一類 片岡銀作著 所載品

江戸時代後期に土佐藩工として活躍した名工、左行秀の作品。
左行秀は文化十年(1813年)筑前国において伊藤又兵衛盛重の嫡男として生まれ、江戸に出て細川正義門人、清水久義に鍛刀の技を学び、深川砂村の土佐藩邸に居所を構えて作刀し、卓越した技量を示して安政二年(1855年)に土佐藩山内家の藩工となった。江戸と土佐を行き来し、慶応三年に板垣退助との不和がもとで土佐に帰り、以後「東虎」と号している。彼の作刀は明治三年で終わり、明治二十年に没している。
本作は、安政三年紀、まさに土佐藩工として召抱えられてすぐの作品である。長さは2尺6寸2分に及ぶ長寸で、重ねの厚い豪壮な造込みに、刃文、匂口非常に柔らかく、深く沸づいた明るい乱れ刃に金筋・砂流しを交え、丁寧に沸を敷いて美しく、地鉄、小板目肌よくつんで刃寄り柾がかり、地沸を厚くしいている。同作の研究書、片岡銀作著「左行秀と固山宗次その一類」において長大作と紹介された剛刀であり、かつ地刃共に実に美しく冴え渡った名刀である。



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