鑑定書内容：財)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣[N.B.T.H.K]Hozon Token

• 銘文：宇多国宗
• Sign：Uta Kunimune
• 種別：拵付短刀 Tanto and Mounting
• 寸法：6寸6分(20.0cm)反り 内反り 元幅1.9cm 元重0.6cm
• 時代：室町時代後期ー越中国(富山県)
• 価格：御売約済み Sold Out

宇多派は鎌倉時代末期の文保頃に、大和国宇陀郡から古入道国光が越中に移住して開祖になり、以後室町時代に渡って繁栄している。国宗は国光の子で、国房の弟といい、同名数代続いている。本作は6寸6分と小振りな姿に、自鉄は板目に杢が交じってやや肌立ちごころとなり、刃文は互の目に小のたれを交えて匂口が明るく小沸がよくついた作柄を見せており、同派の特色をよく示した佳作である。附けたりの拵も黒漆塗りに桜の蒔絵を施した上品な優品である。