刀装具

菊岡光行 麒麟図二所物
Futatokoro design of Kirin
Kikuoka Mitsuyuki

鑑定書内容:(財)日本美術刀剣保存協会 重要刀装具 Certificate:NBTHK Juyo Tosogu No.47

菊岡光行 麒麟図二所物Futatokoro design of KirinKikuoka Mitsuyuki
  • NO.B201
  • 銘文:菊岡光行(花押)
  • Sign:Kikuoka Mitsuyuki
  • 時代:江戸時代-武蔵国(東京都)
  • 価格:¥5,500,000
  • 刀装具名品聚成 町彫 所載品

柳川直光に学び、周到堅実な菊岡流の一風を創業した横谷系の有力金工である菊岡光行の重要刀装具指定作品。光行は寛政三年(1750)に江戸で生まれた。横谷派柳川直光の門人で菊岡派を樹立、俳句の宗匠としても著名な文化人で、父祖からの譲り名『占涼』を号とした。子に光朝、実弟に光政がいる。作風は赤銅魚々子地に高彫りの横谷風の彫法で獅子、動物、人物、鳥類などの図を表しているが柳川家の薫陶を得て大成していることから柳川風の獅子を最も得意としている。
本作は小柄と目貫の二所物に、龍や鳳凰と並ぶ霊獣とされる麒麟を彫り出している。人徳を備えた霊獣である麒麟は肉はおろか、植物すら食料とせず、歩く時も草の芽や虫を踏むこともないという。古来天下泰平、徳治の世にのみ現れると伝えられており、多くの為政者はその出現を待った。
細緻に作られた高彫りの麒麟が軽快に飛び回っているかのような様子が見事に描かれている同作中の優品として「町彫」にて紹介された傑作である。


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