鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
- No.A840
- 銘文:丹波守吉道(大阪初代)
- Sign:Tanba no kami Yoshimichi(First Generation Settsu)
- 種別:脇差 Wakizashi and Shirasaya
- 寸法:1尺7寸3分(52.4cm) 反り 0.6cm 元幅 3.0cm 先幅2.2cm 元重0.7cm
- 時代:江戸時代前期ー摂津国(大阪府)
- 価格:¥550,000
江戸時代前期、摂津国で活躍した名工、大阪初代、丹波守吉道の作品。
丹波守吉道(大阪初代)は、京初代丹波守吉道の子で、正保年間に丹波守を受領、寛文7年(1667年)70歳の作品が残されており、長命であったことが知られている。京都から大阪に移住し一門を形成、代々名跡を継いでおり、また大和守吉道はこの大阪初代の次男である。
本作は身幅広く、先幅狭まり、反りの少ない寛文新刀の体配を示し、同家のお家芸である簾刃を華やかに焼き、帽子は尖って三品帽子となるなど同作の典型的な作風をよく示した優品である。