刀剣

康継以南蛮鉄於武州江戸作之
Echizen Yasutsugu

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

康継以南蛮鉄於武州江戸作之Echizen Yasutsugu
  • No.913
  • 銘文:康継以南蛮鉄於武州江戸作之(江戸三代)
  • Sign:Made by Yasutsugu with Nabantetsu at Bushu Edo
  • 種別:拵付刀 Katana and Mounting
  • 寸法:2尺2寸9分(69.3cm) 反り 1.5cm 元幅 3.1cm 先幅 2.1cm 元重0.7cm
  • 時代:江戸時代ー武蔵国(東京都)
  • 価格:¥3,300,000

江戸時代、徳川将軍家の御抱工として天下に名を馳せた名工、越前康継3代目の作品。
初代康継は近江国坂田郡下坂郷の出身で、のち越前に移住、結城秀康に見出されて江戸に召され、家康・秀忠両将軍の前で鍛刀し、その賞として葵紋及び「康」の一字を賜り名を康継と改めた誉れ高い名工である。その後歴代は代々明治まで徳川家の厚遇を受けて作刀を続け、優れた作品を多く残した
本作の作者3代目康継(通称江戸三代)は同家の中でも多くの作品を残した名工であり、本作も幅広で、平肉が豊かにつき、手持ちのずっしりとした頑強な体配に、刃文はのたれに小互の目が交じり、処々に荒めの沸を交え、細かに金筋・砂流しがかかって焼き高く、地鉄は板目肌がつみ杢が交じった鍛えに、地沸微塵に厚くつき、地景が細かによく入り、総体に華やかな作域を示した同作中の優品である。拵は知足亭の在銘鐔を据えた上手の肥後拵(特別保存刀装)である。知足亭天常は、「武士にして剣道の達人また書画歌舞にも通じ大学者なり、八代藩に仕え禄三百石を領す安永八年六月於江戸永眠行年七十三歳」との文章が残されていることから、肥後金工を代表する志水甚吾門流の一人で、剣術に長けた八代藩の武士と考えられている。技量高く師甚吾に紛れる作品を遺した名工である。

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