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重要美術品 於大阪和泉守国貞
Izumi no kami Kunisada at Osaka

鑑定書内容:文部省 重要美術品 Agency for Cultural Affairs Art treasures

  • No.898
  • 銘文:於大坂和泉守国貞
  • Inscription:Izumi no kami Kunisada at Osaka
  • 種別:刀 Katana
  • 寸法:2尺4寸7分(74.8cm)反り1.8cm 
  • 時代:江戸時代初期ー摂津国(大阪府)
  • 価格:御売約 Sold Out
  • 令和6年刀剣博物館 特別展「鏨の技巧 刀身彫刻の世界」出品作
  • 重要美術品全集、名刀秀美、日本刀大鑑、大坂新刀図譜、井上真改大鑑所載品

江戸時代前期、摂津国を代表する名工、和泉守国貞の重要美術品認定作品。
和泉守国貞は京都の堀川国広門下であり、後に大阪に移住、河内守国助と共に大阪新刀の基礎を作った名工である。また堀川一門中、彫物の名手としても知られており、まま特徴的な彫物の添えられた作品が存在する。
本作は元先の身幅が広く、重ねの厚い非常に重厚かつ打ち下ろしのように健全な体配を示し、地鉄は小板目肌がよく詰み、潤いがある。刃文は国貞の得意とする沸出来の互の目乱れに、横手下で激しく乱れ、直焼出しが見られるなど同作の典型的な作風を顕示し、腰元には真の倶利伽羅の彫刻が加えられている。ギョロリとした大仰な目は所謂国貞の「どんぐり眼」と云われる同作の特徴的な彫物である。作域、状態において比類ない名品であり、昭和十六年に国の重要美術品に認定された。国貞の作は4点が国の重要美術品に認定されているが同作が得意とした彫物が添えられているのは本作のみという大変貴重な作品である。※御所蔵者様意向につき刀身写真は非公開となりました※



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