刀剣

大隈俊平(人間国宝)
Osumi Shunpei(Living National Treasure)

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣
[N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token

大隈俊平(人間国宝)Osumi Shunpei(Living National Treasure)
  • No.A906
  • 銘文:俊平 昭和五十五年秋吉日(人間国宝 大隅俊平)
  • Inscription:Shunpei(Living National Treasure Osumi Shunpei)
  • 種別: 剣 Ken
  • 寸法:9寸3分(28.2cm) 元幅 2.2cm 元重0.6cm
  • 時代:昭和ー(新潟県)
  • 価格:¥2,200,000

現代刀匠の最高位、重要無形文化財保持者(人間国宝)大隅俊平の特別保存刀剣指定作品。
大隅俊平(本名 貞夫 ただお)は、昭和7年太田市に生まれ、昭和27年に長野県坂城町の宮入昭平刀匠(昭和38年に人間国宝となる)に師事し、作刀技術を学ぶ。昭和33年独立し、その後「新作名刀展」において最高位の正宗賞を3度受賞、昭和63年には太田市名誉市民に推挙され、平成9年には、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。作風は一貫して直刃に拘り、特に長寸で大柄な作品を多く残した。平成21年死去。
本作は現存稀な大隅俊平による剣の作例である。剣は密教法具の一つで、神仏の用いる武器として古来不動明王などが手にする姿が仏像や仏画に多く描かれている。本来は神仏や修験者が所持する剣は侍の実用ではなく、神仏へ奉納するための注文品であり自然現存作は少ない。中でも同作が制作する剣は管見の限りでは本作のみという大変貴重な作品である。本間薫山氏鞘書、倣粟田口国吉。


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