長野県坂城町の「鉄の展示館」にて開催中の「第15回　新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」を鑑賞してきました。
https://www.tetsu-museum.info/event/

現代作家たちの最新作が鑑賞できるコンクールは年々レベルが上がり毎年楽しみにしていますが、本年は特に新しい作風に挑戦した意欲作が多く並びとても見応えがありました。

愛刀家の皆さんに見られることが作家たちの次の作品への意欲にも繋がると思いますので是非みなさんお出かけください。

文部科学大臣賞、経済産業大臣賞をダブル受賞した上山陽三刀匠が本年で日本刀名匠に認定されました。おめでとうございます。

一際目を引いた平山直弥氏による珍しい海部樺巻鞘拵

明珍裕介刀匠の新しい作風の作品、とても魅力的でした。是非手に持って見てみたいものです。

富岡慶一郎刀匠の作品は互の目乱れの刃中の葉が見事、室町時代の魅力的な働きを見事に再現していました。

新人賞と共に銀賞を獲得した宮田剛志の作品も初出品とは思えない完成度で見事でした。

他にも魅力的な作品が多数展示されております。