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於東武土佐藩左行秀造之 慶応三年二月日
Sano Yukihide A.D.1867

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣 [N.B.T.H.K]Juyo Token No.44

於東武土佐藩左行秀造之 慶応三年二月日Sano Yukihide A.D.1867
  • No.A923
  • 銘文:於東武土佐藩左行秀造之 慶応三年二月日
  • Sign:Sano Yukihide A.D.1867
  • 種別:白鞘刀 Katana
  • 寸法:2尺5寸8分(78.4cm) 反り 1.2cm 元幅 3.1cm 先幅 2.3cm 元重0.8cm
  • 時代:幕末期ー土佐国(高知県)
  • 価格:御売約 Sold Out
  • 刀剣美術805号誌上鑑定 所載品


江戸時代後期に土佐藩工として活躍した名工、左行秀の重要刀剣指定作品。
左行秀は文化十年(1813年)筑前国において伊藤又兵衛盛重の嫡男として生まれ、江戸に出て細川正義門人、清水久義に鍛刀の技を学び、深川砂村の土佐藩邸に居所を構えて作刀し、卓越した技量を示して安政二年(1855年)に土佐藩山内家の藩工となった。江戸と土佐を行き来し、慶応三年に板垣退助との不和がもとで土佐に帰り、以後「東虎」と号している。彼の作刀は明治三年で終わり、明治二十年に没している。この刀は、身幅が広めで、やや長寸、平肉があまりつかず、反りやや浅めにつき、中鋒が延びごころの造込みを呈しており、姿に幕末の時代色を顕著に示している。鍛えは小板目肌がよくつんで、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かによく入って精緻であり、殊に優れている。刃文は中直刃を基調に浅くのたれごころをおび、足・葉がよく入り、 匂深で、沸が厚くつき、荒めの沸を交えてややむらづき、刃中金筋・砂流 し等が豊富にかかるなど、 放胆で野趣に富んだ作風を見せている。 行秀の典型的な作域をあらわした典型作として刀剣美術誌上鑑定に用いられた優品である。福岡県土肥家のコレクションの一つで長らく刀剣博物館に寄託されていたが、近年売りに出されて世に出たものである。


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