刀剣

脇差 播磨守藤原輝広
Harima no kami Teruhiro

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

脇差 播磨守藤原輝広Harima no kami Teruhiro
  • No.A928
  • 銘文:播磨守藤原輝広
  • Sign:Harima no kami Teruhiro
  • 種別:脇差 Wakiashi
  • 寸法:1尺3寸(39.6cm) 反り1.0cm 元幅 3.4cm  元重0.7cm
  • 時代:江戸時代ー(県)
  • 価格:¥1,100,000
  • 本間薫山著 鑑刀日々抄 続二 所載品


安芸国浅野家のお抱え工、播磨守輝広の特別保存刀剣指定作品。
播磨守輝広は、本国尾張で、姓は蟹江氏、通称を甚八、初銘を兼久と称したといい、初代肥後守輝広の門に学び、師に見込まれて娘婿となり、福島家に仕え、同家改易後は浅野家に仕えたという。彼の作刀には、慶長十五年紀の脇指が遺存するところから初代輝広と作刀年代にあまり差がなく、しかも匂の深い小のたれを主調とした刃を焼いて、初代の作風に類似しており、且つ上手であることから、初代同様に埋忠明寿との関係が窺える。
本作は、大模様なのたれを主調に互の目等が交じり、匂深く、小沸が厚くつき、金筋・砂流しがかかるなど、彼が最も得意とした作域を示しており、特に、鍛えが一段と優れている点が注目される。匂深で、小沸がむらなくよくつき、地刃共 に明るく冴えている様は、正に同工の真骨頂である。また裏の帽子が三品風を呈しているなどの状には、彼が美濃系出身の刀工であることを察知させ、志津、あるいは貞宗あたりの作を狙ったと鑑られる二代輝広の本領が遺憾無く発揮された同作中の優品である。


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