
- No.A933
- 銘文:吉用(一文字)
- Sign:Yoshimochi(Ichimonji)
- 種別:太刀
- 寸法:2尺3寸8分半(72.1cm) 反り 2.5cm 元幅 3.0cm 先幅 2.1cm 元重 0.6cm
- 時代:鎌倉時代ー備前国(岡山県)
- 価格:御売約 Sold Out
鎌倉時代に備前国(岡山県)で活躍した一文字派吉用の特別保存刀剣指定作品。
吉用は一文字助吉の子で、古来親の助吉と共に福岡一文字派、あるいは吉岡一文字派とする両説が挙げられており、その過渡期に位置する刀工かと思われる。本作は生茎在銘、目釘穴一つという完全無欠な鎌倉時代の姿を今に伝える大変貴重な作例で、しかも研ぎ減りが非常に少なく、地鉄、小板目肌がよくつみ、地沸微塵に厚く付き、乱れ写りが鮮やかに立って潤いがあり、刃文も明るく、帽子の焼きも健全な同作の典型的な作域を今に伝える名刀である。故ウォルターコンプトン博士の旧蔵品で近年再発見されて世に出た作品であるが世に知られていれば重要美術品か重要文化財に指定されていたであろうと思われる程の優品で、国宝指定品を海外で発見し日本に返還した逸話で知られる故ウォルターコンプトン博士の確かな審美眼の素晴らしさに感嘆させられる。本間薫山鞘書

