鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣 [N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

- No.938
- 銘文:水府住勝村徳勝作之 文久三季八月日
- Sign:Katsumura Tokatsu A.D.1863
- 種別:拵付刀 Katana and Mounting
- 寸法:2尺3寸分(71.cm) 反り 2.0cm 元幅 3.2cm 先幅 2.7cm 元重 0.8cm
- 時代:江戸時代後期ー常陸国(茨城県)
- 価格:¥2,200,000
江戸時代後期に水戸藩工として活躍した勝村徳勝の特別保存刀剣指定作品。
勝村徳勝は水戸藩士の子として文化三年に生まれ、鍛刀の技術を藩工の関内徳宗に学び、嘉永五年、水戸烈公こと徳川斉昭の命により江戸に出て、細川正義、運寿是一の門に学び、文久元年(1861年〜)に江戸小石川の水戸藩邸に移り作刀した。彼の作風は重ねが厚く、身幅広く長寸で豪壮な造込みで、地鉄は柾目で鍛え、刃文は直刃を基調に互の目を交え、沸よくつき、帽子さかんに掃きかけるなどの特色を示し、武用に重きをおいた質実剛健な作が大半である。
本作は同作中では珍しく、小板目肌がよくつみ、大のたれ乱れの刃文に金筋・砂流しを激しく交えて、帽子一枚風に返るなど、相州伝上工、郷義弘あたりを狙ったと鑑られる美しい優品である。



