鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣 [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token

- NO.A940
- 銘文:備前国住長船清光作 永禄七年八月日
- Sign:Bizen koku ju Osafune KiyomitsuA.D.1564
- 種別:拵付短刀 Tanto and Mounting
- 寸法:1尺1寸6分(35.1cm)反り 0.1cm 元幅 3.1cm 元重0.8cm
- 時代:室町時代後期ー備前国(岡山県)
- 価格:Sold Out
室町時代末期、備前国において勝光と並び備前鍛冶の双璧と称された清光の特別保存刀剣指定作品。
長船清光は勝光・忠光らと並び「末備前」と呼称される室町末期の備前鍛冶を代表する名工である。末備前中、清光を名乗る刀工は数多いが、本作のごとく俗名を冠した物は注文打として作成された入念作であるとされ、特にその中でも五郎左衛門尉・孫右衛門尉の両名が最高位に値する最上工として評価が高く、他の末備前刀工同様作域の広い作者であるが、とりわけ直刃の名手として定評がある。
本作は同作として大仰な寸伸短刀の傑作で、重ね厚く、地鉄、小板目肌に地景を交えた清涼な鍛を見せ、刃文、広直刃の匂口が明るく冴え、帽子の返りのみに乱れ刃を焼くなど清光の技量の高さを示した健全なる優品である。腰元に添えられた不動明王の彫も砥石の当たりなくよく残されている。拵は京都の名門、今井永武と安達幽斎、後藤一乗門下によって纏められ、鞘塗も見事な入念作であり、内外共に見事なものである。




