刀剣

備前国住長船忠光 文亀二年二月吉日
Bizen koku ju Osafune Tadamitsu A.D.1502

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣 [N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

備前国住長船忠光 文亀二年二月吉日Bizen koku ju Osafune Tadamitsu A.D.1502
  • NO.A939
  • 銘文:備前国住長船忠光 文亀二年二月吉日
  • Sign:Bizen koku ju Osafune Tadamitsu A.D.1502
  • 種別:拵付脇指 Wakizashi and Mounting
  • 寸法:1尺7寸6分(53.3cm)反り 1.5cm 元幅 2.8cm 先幅 1.9cm 元重0.7cm
  • 時代:室町時代ー備前国(岡山県)
  • 価格:¥4,400,000

室町時代末期、備前国において勝光宗光と並び備前鍛冶の名工と称された忠光の特別保存刀剣指定作品。
長船忠光は銘鑑には彦兵衛尉・修理亮・彦三郎など、様々の俗名を有する多くの同銘の存在を挙げており、一般に直刃の名手として定評がある。本作は清涼な地鉄に同工が得意とした直刃をやき、帽子は横手から直ぐに返る一枚帽子となっている。腰元に添えられた真の倶利伽羅と摩利支天の彫り物は末備前の特徴的な図案で、本作の大きな見どころの一つである。拵は政一の一作拵で「山城国上加茂住大中臣政一」と銘がきられている、大中臣(おおなかとみ)とは、古代から中世にかけて日本の朝廷で神道(神事・祭祀)を専門につかさどった名門貴族のことで、大中臣氏の中で最も力を振るったのは嫡流とされた清麻呂の系統で、神祇伯や伊勢祭主を世襲した。同家は和歌の才能にも長けており、小倉百人一首に選ばれている大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)や、女性歌人である伊勢大輔(いせのたいふ)もこの一族であるが、同家の中で余技として彫金を学んだ人物であったのであろうか。こちらも保存刀装に指定されている資料的にも貴重な時代拵である。

Return Top