刀装具

式三番図三所物 菊岡光行
Mitokoromono design of Shikisanban
Signed by Kikuoka Mitsuyuki

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀装具[N.B.T.H.K]Juyo Tosougu No.51

式三番図三所物 菊岡光行Mitokoromono design of ShikisanbanSigned by Kikuoka Mitsuyuki
  • NO.B320
  • 銘文:菊岡光行
  • Inscription:Kikuoka Mitsuyuki
  • 時代:江戸時代 (18世紀)
  • 価格:¥8,800,000

横谷系の有力金工で菊岡派を創業した菊岡光行の重要刀装具指定作品。
光行は寛政三年(1750)に江戸で生まれた。横谷派柳川直光の門人となり、菊岡派を樹立、俳句の宗匠としても著名な文化人で、父祖からの譲り名『占涼』を号とした。子に光朝、実弟に光政がいる。作風は赤銅魚々子地に高彫りの横谷風の彫法で獅子、動物、人物、鳥類などの図を表しているが柳川家の薫陶を得て大成していることから柳川風の獅子を最も得意としている。本作は能楽の原点である式三番、すなわち能の「翁(おきな)」に用いられる能道具に豊穣と子孫繁栄を表す動物である鼠が戯れる図を描くことで天下泰平と五穀豊穣を祈願して制作された作品と鑑られる。躍動感に溢れる高彫の妙技は見事であり、特に目貫の彫り口は絶品である。拡張高い意匠に遊び心を加えた町彫の魅力を十全に示した最高峰の優品である。

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