刀剣界ニュース

第二回広島「KAZARU展」 地域から伝統工芸の振興を図る

「べんせい、しゅくしゅく、夜、川を渡る…」という詩吟「川中島」や『日本外史』の作者、頼山陽を顕彰した頼山陽史跡資料館で、公募工芸コンクール広島「KAZARU展」が九月二十三日、好評のうちに閉幕した。
 
同展は、広島市立大学・広島大学・日本刀初心者入門講座「三慶会」と頼山陽史跡資料館の有志が協力し、実行委員会を結成して開催したもの。伝統工芸品も海外制作の輸入品との国際競争の時代を迎えている。そこで、地方の技術の継承と挑戦者の発掘・育成、地域活性化を目指し、一般人も交えて地域の伝統的工芸と刀装・刀装具から学ぶ機会を創り、頼山陽史跡資料館を会場に、成果発表の同展を立ち上げて二回目となる。
 
今回は、文化庁の「文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業」に採択された。
 
認知度はまだ低いが、来場者には「人が来なくても、続けてください」と言う熱烈なファンや、伝統を学ぶ場と、異なる発想で作った作品の発表の場があって嬉しく、楽しいという工芸作家も出てくるようになった。
 
来年は、菓子博で、開催時期が少し遅れる予定。勉強会に参加したい方、コンクールに出品したい方は、左記へお問い合わせください。

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