刀剣界ニュース

初の「大刀剣市」出店者説明会開く

十月二十三日、全国刀剣商業協同組合の交換会後に「大刀剣市」出店者顔合わせ説明会が行われた。大刀剣市開催前の顔合わせ説明会は、かねてより開催すべきだという声があったが、二十六回目にしてようやく実現に至った。
 
初めに深海理事長が挨拶に立ち、「大刀剣市は組合の主要な事業ではあるが、この事業では組合が利益を得るのではなく、事業を利用して組合員自身が利益を得るのが目的です。従って、組合は出店料金の範囲内で設備・広告などに最大限の努力をしています。皆さま方もこの事業を利用して大いに成果を上げてください」と話されたが、実行委員の努力が売上に結びついてもらいたいものだ。
 
その後、清水専務理事(実行委員長)から出店案内が説明され、続いて生野理事により本日の出欠確認が行われた。
 
この説明会も大刀剣市の一環であり、出席することは責務なのだが、無断欠席者が七名もいたのは残念だった。同じように、前日の搬入・飾り付けや開催の当日、都合が悪いと言って無断欠席するのもあり得るのだろうか。しっかり考えていただきたいものである。
 
次に冥賀副理事長から、搬入・搬出に関する説明があった。これは時間順守の件が中心だったが、ユーモアを交えてポイントが提示された。続いて、嶋田理事からは出店ブースについて、服部常務理事からはその他の注意事項の説明があり、損害保険については日本興亜損保の社員が解説した。保険は仕組みが難しいためもあるが、いまひとつ理解ができなかった。
 
伊波常務理事からは、広告宣伝の状況の報告が行われた。
 
質疑に移り、大平将広氏から電源取りについて、島吉童氏からカード決済について質問があったが、いずれも各担当委員が的確に回答していた。
 
最後に猿田副理事長が閉会の辞を述べ、「しっかりやっていこう」と締めて、初めての顔合わせ説明会は滞りなく終了した。
(持田具宏)

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