古刀

相模国住人広光 文和五年二月日
Sagamikuni Jyunin Hiromitsu A.D.1356

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣[N.B.T.H.K]Juyo Token.No.15

相模国住人広光 文和五年二月日Sagamikuni Jyunin Hiromitsu A.D.1356
  • NO.623
  • 銘文:相模国住人広光 文和五年二月日
  • Sign:Salaminouni Junin Hiromitsu A.D.1356
  • 種別:白鞘脇差 Wakizashi and Shirasaya
  • 寸法:1尺1寸2分(34.2cm)反り0.4cm 元幅2.9cm 元重0.4cm
  • 時代:南北朝時代ー相模国(神奈川県)
  • 価格:御売約 Sold Out

南北朝時代の相州派を代表する名工、広光の在銘年紀入りの作品。
広光は秋広と並び南北朝時代の相州派を代表する名工で、皆焼の刃文を得意とし、それまでに見られなかった斬新で華やかな作風を展開した。在銘の現存作はほとんどが短刀か平造の小脇差に限られており、上杉家伝来の名物「火車切」などをはじめ12振が国の重要美術品に、2振が重要文化財に指定されている。
本作は同作の在銘年紀入りの大変貴重な作品で、1尺1寸を超える大振りな体配に、丁子を基調に互の目、飛焼、棟焼を交えて皆焼刃となり、沸厚くつき、金筋・砂流しが入るなど同作の典型的な作域を示している。広光の年紀作は観応から文和、延文、康安、貞治などが残されており、本作と同じ文和5年2月日の作品が重要美術品に、文和5年紀の作品が重要文化財にそれぞれ指定されている。

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