新刀

青竜軒盛俊 慶応三丁卯夏
Seiryuken Moritoshi A.D.1867

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

青竜軒盛俊 慶応三丁卯夏Seiryuken Moritoshi A.D.1867
  • No.A641
  • 銘文:青竜軒盛俊 慶応三丁卯夏
  • Sign:Seiryu ken Moritoshi A.D.1867
  • 種別:白鞘短刀 Tanto and Shirasaya
  • 寸法:9寸5分(28.8cm)反り0.1cm 元幅2.7cm 元重0.6cm
  • 時代:江戸時代後期ー周防国(山口県)
  • 価格:御売約 Sold Out

江戸時代後期、周防国岩国藩(山口県)で活躍した名工、青竜軒盛俊の作品。
盛俊は長運斎綱俊の門下で、のちに大成して多くの門弟を育て、師の子、是俊も預かり修行させたという名工である。慶応三年(1867年)四月二十五日に没したという。「防州岩国刀工 岩本青竜軒盛俊の研究」によると盛俊の墓碑は長州山口の門弟、藤本左門盛秀によって建立され、墓誌文に「慶応丁卯仲夏廿五日卒年六十六歳」と残されているという。
本作は「慶応三年丁卯夏」の年紀を有することからまさに彼の最晩年紀の絶作と言える作品である。幕末らしい大振りな体配に物打ちから先を皆焼とした華やかな作風を示して実に良く出来ており、亡くなる直前まで仕事に従事していた盛俊の職人気質を思わせる優品である。

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