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丹波守吉道(京初代)
Tanba no kami Yoshimichi(First Generation)

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣[N.B.T.H.K] Jyuyo Token No.5

丹波守吉道(京初代)Tanba no kami Yoshimichi(First Generation)
  • NO:A707 日本刀大鑑所載品
  • 銘文:丹波守吉道(京初代)
  • Sign:Tanba no kami Yoshimichi(First Generation)
  • 種別:白鞘刀 Katana
  • 寸法:2尺4寸4分半(73.9cm)反り1.8cm 元幅3.0cm 先幅1.9cm 元重0.7cm
  • 時代:江戸時代前期ー山城国(京都府)
  • 価格:御売約 Sold Out

江戸時代前期、山城国で活躍した名工、初代丹波守吉道の作品。
丹波守吉道は、美濃国兼道の三男で、兄に伊賀守金道・来金道、弟に越中守正俊がおり、山城国(京都)筆頭の三品一門として名高い。慶長から寛永年間にかけて活躍し、その子孫、門弟もすばらしい活躍を続け、吉道家の名を多いに高めている。彼が創始した「簾刃」と称される独特の刃文は長い戦乱の時代を終え、一気呵成に花開いた華やかな慶長文化を体現するかの如く鮮やかで見事な物である。
本作は長寸で身幅広く反り高くつき、中鋒にむすんだ優美な姿を示し、地鉄、小板目肌流れて柾がかり、刃文は、元を直ぐに焼き出し、その上は焼き幅を広めにとり、のたれに互の目を交え、焼頭に湯走り・飛焼等を交え、砂流しが頻りにかかって、沸が厚くつき、金筋が何重にも重なる、彼が創案した簾刃となっている。同家は京都を代表する名家の1つとして代々名跡を継いでいるが、初代の作は現存数が少なく、またこれほどに出来口が優れた作は経眼稀であり、同作を代表作する名刀として日本刀大鑑にて紹介された優品である。

 



 

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