刀剣界ニュース

展覧会紹介
刀剣が展示されている開催中の展覧会

新型コロナ感染症拡大の影響で休止していた多くの展覧会が全国で再開されている。
中でも日本刀に関連した展覧会をご紹介致します。
なお、現在多くの美術館では事前予約制や鑑賞の人数制限など感染症拡大防止の制限がかけられています。
各館Webサイトの情報と何より感染状況を事前に確認の上お出かけください。

東京 刀剣博物館 「鈴木嘉定コレクション寄贈品展」
日本美術刀剣保存協会の元会長、鈴木嘉定氏のご遺族、鈴木綾子・鈴木敏朗・鈴木勝郎の三氏より寄贈されたコレクションによる展覧会。
氏のコレクションは、古刀、新刀、現代刀を問わず幅広く、また刀剣のみならず刀装・刀装具にも及んでおり、いずれも質が高く、重要美術品2口、特別重要刀剣3口、特別重要刀装1口、重要刀剣21口、重要刀装等5口が含まれている。
会期 2020年8月8日(土)~8月30日(日)
https://www.touken.or.jp/museum/
展示品リスト
https://www.touken.or.jp/Portals/0/pdf/mokuroku/鈴木嘉定寄贈品展_2020.pdf

東京 三井記念美術館 「三井家が伝えた名品・優品」
開館15周年記念特別展として、三井家伝来の美術品のうち、国宝・重要文化財を含む、最高の作品を選んで展示。
後期展となる第2部では日本画や古筆などの書跡、陶磁器や漆器、超絶技巧の工芸など、館蔵品の核となっている作品に加え、国宝 名物徳善院貞宗、重要文化財指定の則宗、助真、国信などの名刀が展示されている。
会期 2020年8月1日(土)~8月31日(月)
http://www.mitsui-museum.jp
展示品リスト
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/images/200701/mokuroku_200701_part2.pdf

東京 静嘉堂文庫美術館 「静嘉堂の名宝」
三菱創業150周年となる本年、三菱の第2代社長の岩崎彌之助(1851~1908)、三菱の第4代社長の岩崎小彌太(1879~1945)蒐集の古典籍、東洋の古美術品を所蔵する静嘉堂では、今日に伝えられた絵画や茶道具、陶磁器、漆工芸、彫刻、刀剣、刀装具などから名品を精選し、前・後期に分けて展観されている。
会期 2020年6月27日(土)〜9月22日(火・祝)
http://www.seikado.or.jp
展示品リスト
http://www.seikado.or.jp/exhibition/pdf/catalog20200627.pdf

滋賀 彦根城博物館 「拵 井伊家伝来刀装選」
同館が所蔵する井伊家伝来の拵の中から厳選した名品を公開するとともに、所有者や拵が調えられた時期、制作に携わった金工師などを載せた古文書を併せて紹介。卓越した漆塗と彫金の表現はもちろん、その制作背景や拵を巡るさまざまな人物との関わりにも注目。
朱漆塗蛭巻鞘大小拵 2代井伊直孝(なおたか) 陣拵と伝える大小拵 桃山~江戸時代初期
会期 2020年7月17日(金)〜8月18日(火)
http://hikone-castle-museum.jp
展示品リスト
http://hikone-castle-museum.jp/cms/wp-content/uploads/2020/07/bcc835d90a3af9f55875e5d46628cd32-2.pdf

京都 細見美術館 「飄々表具 杉本博司の表具表現世界」
《ジオラマ》《劇場》《海景》といった写真シリーズで世界的に知られる現代美術作家 杉本博司。その活動は古美術蒐集、建築、庭園、舞台演出、インスタレーションなど多岐にわたります。
今回のテーマは「表具」。杉本は、自身の作品や古今東西の蒐集品を、古裂などを用いて独自のイメージやセンスで新しい姿に仕立てており、こうした作品は「杉本表具」と呼ばれてきました。
本展では、「杉本表具」と細見コレクションの競演の二部で構成し、表具の持つ表現の可能性を探ります。杉本氏自身のコレクションを展示した一室には作品と共に見事な頭椎大刀が展示されており作品と共にその掛け合わせの妙は一見の価値あり。

会期 2020年4月4日(土)〜 9月6日(日)
https://www.emuseum.or.jp/index.html

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