刀剣

住東叡山忍岡邊虎入道
号稲葉乕徹
Inaba Kotetsu

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣[N.B.T.H.K] Jyuyo Token No.21

住東叡山忍岡邊虎入道号稲葉乕徹Inaba Kotetsu
  • No.788
  • 銘文:住東叡山忍岡邊 長曽袮虎入道彫物同作(号稲葉乕徹)
  • Sign:Jyu Toeizan Shinobugaoka no hotori Nagasone Tora nyudou Crving by myself (Inaba Kotetsu)
  • 種別:刀 Katana 
  • 寸法:2尺3寸(69.9cm)反り1.4cm 元幅 3.2cm 先幅 2.1cm 元重0.7cm
  • 時代:江戸時代ー武蔵国(東京都)
  • 価格:¥35,000,000
  • 伝来:福井藩稲葉家伝来
  • 名刀図鑑(藤代松雄著)・長曽祢乕徹新考所載(小笠原信夫)
  • 佐野美術館 虎徹と清麿展 並びに 彦根城博物館 長曽祢乕徹 新刀随一の匠展出品作


新刀東の横綱と称され、最高位の評価を与えられる長曽祢乕徹の重要刀剣指定作品。
長曽祢乕徹は元、越前の甲冑師であり、明暦2年頃江戸に出て刀鍛冶に転じ、その優れた鉄の鍛えから江戸を代表する名工と評価された刀工である。彼の作風は地鉄が強く、地刃が明るく冴えるのが特色で、その作刀の多くに焼き出しがあり、作風も前期には瓢箪刃と称される大小の互の目が繋がった刃を交え、後期には、焼きの出入りにあまり変化が見られず、頭の丸い互の目の連れた、いわゆる数珠刃と呼ばれる独特な乱れを焼いており、西の横綱、津田越前守助広、井上真改と並び、その技量は新刀中最高位に評価されている。
本作は乕徹の大成期に用いられた「虎入道」銘の作品で、銘振りより寛文11年(1671年)の作品とみられる。
嘗て越前の家老稲葉氏の差料であった事から「稲葉乕徹」と号している作品で、同作中でも無類に地鉄が良く、刃中が明るく冴え、乕徹は彫物も巧みであると伝えられるが、鎬地に添えられた彫も銘文にある通り同作自身の手によるもので、流石に鋭く締まって上手であり、同作の魅力を十二分に伝える傑作である。


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