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山田浅右衛門佩刀 虎徹と清麿展出品 乕徹大鑑等所載品 長曽禰乕徹 住東叡山忍岡邊虎入道
Nagasone Kotetsu Jyu Toeizan Shinobugaoka no hotori Tora nyudou

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣[N.B.T.H.K] Jyuyo Token No.38

山田浅右衛門佩刀 虎徹と清麿展出品 乕徹大鑑等所載品 長曽禰乕徹 住東叡山忍岡邊虎入道Nagasone Kotetsu Jyu Toeizan Shinobugaoka no hotori Tora nyudou
  • 銘文:住東叡山忍岡邊虎入道
  • Sign:Jyu Toeizan Shinobugaoka no hotori Tora nyudou
  • 種別:白鞘太刀 Tachi and Shirasaya
  • 寸法:2尺2寸6分(68.4cm)反り2.1cm 元幅2.8cm 先幅1.8 cm 元重0.7cm
  • 時代:江戸時代前期ー武蔵国(東京都)
  • 価格:御売約済み Sold Out

新刀東の横綱と称され、最高位の評価を与えられる長曽祢乕徹の作品。
長曽祢乕徹は元、越前の甲冑師であり、明暦2年頃江戸に出て刀鍛冶に転じ、その優れた鉄の鍛えから江戸を代表する名工と評価された刀工である。彼の作風は地鉄が強く、地刃が明るく冴えるのが特色で、その作刀の多くに焼き出しがあり、作風も前期には瓢箪刃と称される大小の互の目が繋がった刃を交え、後期には、焼きの出入りにあまり変化が見られず、頭の丸い互の目の連れた、いわゆる数珠刃と呼ばれる独特な乱れを焼いており、西の横綱、津田越前守助広、井上真改と並び、その技量は新刀中最高位に評価されている。
本作は銘文から寛文11年頃の作と鑑せられ、元幅にくらべ先幅狭まり、反り深く付き、地鉄、良く練れて積んだ鍛えに、地沸が微塵に厚くつき、細かな地景を交え、刃文、浅いのたれに互の目や足がよく入り、金筋・砂流しを交えた数珠刃を焼いており、匂い深く、厚く澄んだ美しい沸が柔らかくついて覇気に満ち、帽子は焼やや深く小丸に返り掃きかけるなど、彼が晩年に得意とした作風をよく示している。同作中、太刀の遺例はすこぶる少なく貴重であり、また、江戸時代に御様御用という刀剣の試し斬り役を務めていた山田家当主の佩刀として同作中、古来有名な一振りであり、流石の出来栄を示した名刀である。
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