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長曽祢興里入道乕徹
Nagasone okisato nyudo Kotetsu

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣[N.B.T.H.K] Jyuyo Token No.18

長曽祢興里入道乕徹Nagasone okisato nyudo Kotetsu
  • 銘文:長曽祢興里入道乕徹
  • Sign:Nagasone okisato nyudo Kotetsu
  • 種別:白鞘刀 Katana and Shirasaya
  • 寸法:2尺3寸6分(71.7cm)反り1.7 元幅3.0cm 先幅2.1cm元重0.8cm
  • 時代:江戸時代前期ー武蔵国(東京都)
  • 価格:御売約済み Sold Out

新刀東の横綱と称され、最高位の評価を与えられる長曽祢乕徹の作品。
長曽祢乕徹は元、越前の甲冑師であり、明暦2年頃江戸に出て刀鍛冶に転じ、その優れた鉄の鍛えから江戸を代表する名工と評価された刀工である。彼の作風は地鉄が強く、地刃が明るく冴えるのが特色で、その作刀の多くに焼き出しがあり、作風も前期には瓢箪刃と称される大小の互の目が繋がった刃を交え、後期には、焼きの出入りにあまり変化が見られず、頭の丸い互の目の連れた、いわゆる数珠刃と呼ばれる独特な乱れを焼いており、西の横綱、津田越前守助広、井上真改と並び、その技量は新刀中最高位に評価されている。
本作は銘文から寛文7年頃、すなわち乕徹の大成期の作品と鑑られ、元幅にくらべ先幅の狭まり、反りの少ない寛文新刀の典型的な姿に、地鉄、良く練れて積んだ鍛えに、細かな地景を交え、刃文、小沸出来ののたれ調に互の目、数珠刃を交え、匂い深く、厚く澄んだ美しい沸が柔らかくついて覇気に満ち、匂口は非常に明るく、帽子はのたれ込んで綺麗にかえるなど、彼の得意とした作風をよく示している。姿や地刃の出来など全てに於いて流石に見事な出来栄を示した同作中傑出の一振りである。
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