刀剣

伯耆守平朝臣正幸 文化二年丑八月
Houki no kami Ason Masayuki A.D.1805

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

伯耆守平朝臣正幸 文化二年丑八月  Houki no kami Ason Masayuki A.D.1805
  • No.A807
  • 銘文:伯耆守平朝臣正幸 文化二年丑八月
  • Sign:Houki no kami Ason Masayuki A.D.1805
  • 種別:脇差 Wakizashi
  • 寸法:1尺2寸2分(36.9cm)反り0.3cm 元幅 3.2cm  元重0.7cm
  • 時代:江戸時代後期ー薩摩国(鹿児島県)
  • 価格:¥1,000,000

大和守元平とならび薩摩藩工の双璧を飾る、伯耆守正幸の作品。
伯耆守正幸は二代:伊地知正良の子で、享保18年に生まれ、三代目を継いで正良と名乗った。同国の大和守元平と並んで薩摩新々刀の第一人者であり、寛政元年、元平と時を同じくして「伯耆守」を受領し、「正良」の名を嫡男に譲り、自らは「正幸」と改めた。文政元年、86歳で没している。正幸の作品は身幅が広く、長寸で、重ねも厚く、鋒が延び、一般に頑丈な造込みのものが多く、刃文はのたれに互の目・尖りごころの刃を交え、匂深く、荒めの沸がつき、金筋・砂流しがかかるなど相州伝、就中、「志津」に倣った作柄を得意としている。
本作は同作としては非常に珍しい平造りの脇差(寸伸び短刀)の作品で、地鉄は鍛え肌が練れてよく地景を交え、刃文はのたれ調に互の目乱れ、沸厚くつき、荒沸を交え、金筋・砂流し、芋蔓がさかんに入るなど薩摩刀の特徴を顕示しており、小振りなれど見所の多い優品である。

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