鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣 [N.B.T.H.K]Tokubrtsu Hozon Token
- 銘文:造大慶直胤(花押) 天保八年仲秋
- Sign:Taikei Naotane A.D.1833
- 種別:拵付刀 Katana and mounting
- 寸法:2尺3寸4分弱(70.6cm)反り2.1cm 元幅 2.8cm 先幅 1.9cm
- 時代:幕末期ー武蔵国(東京都)
- 価格:御売約済み Sold Out
幕末の名門、水心子正秀一門の高弟、大慶直胤の拵付刀。
直胤は文政4年に筑前大掾を受領し、嘉永元年に上洛し美濃介に転じている。彼は若年の折に江戸に出て、水心子正秀の門に入り、後師と同様に秋元候に仕え、細川正義と共に水心子正秀門下の逸材となった。新々刀最上作。本作は地鉄、大板目肌に杢を交えた鍛えに、地沸厚くつき、地景細やかに入り、刃文は互の目乱れに小のたれ、小互の目、尖りごころの刃等を交えて、足・葉が入り、沸厚くつき、総体に砂流し、金筋をよく交え、彼の得意とする相州伝風の作域を表している。附の拵は金梨地葵紋散鞘に金具も赤銅魚子地に葵紋を散らし、無銘なれど作域の高い豪華絢爛な一作である。