刀剣界ニュース

佐野美術館「戦国アバンギャルドとその昇華―兜KABUTO」 「甲冑を着てみよう」が各世代に人気

佐野美術館にて開催された「戦国アバンギャルドとその昇華―兜KABUTO」の関連イベントとして「甲冑を着てみよう」(一月十一・十九日、二月八・十一日)がありました。
 
当イベントは事前申し込みを済ませれば、江戸時代の兜と鎧を身に着け、乗馬練習用の木馬に乗る体験ができるというもの。
 
有料にも関わらず、各日盛況でした。その最終日に見学させていただきました。
 
講師の菅野茂雄氏(国指定重要無形民俗文化財相馬野馬追北郷騎馬会会員、日本甲冑武具研究保存会理事)の介添えで、鎧の着付けが始まる。参加者は鎧直垂に着替え、いざ!
 
甲冑を展示目的で飾るのと、実際の着用ではさまざまな点で異なり、私たちにも非常に勉強になりました。
 
木馬にもしっかりと鞍、鐙、轡、手綱などが付いており、鎧を着た状態での乗馬の仕方を指導していただきました。
 
参加者もさまざまで、ご年配の方から、NHKの大河ドラマ「黒田官兵衛」が大好きな小学生の女の子まで。鎧を身に着けると、「思ったより重い」「腰で着ると軽く感じる」「身が引き締まる」など、率直な感想や意見が飛び交いました。
 
このような楽しくてためになる体験型の催しが増えることを切に願います。
(大平将広)

Return Top