刀装具

鉄刀木塗に茶蛭巻塗鞘打刀拵
Tagayasan and Hirumaki nuri saya Uchigatana Koshirae

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣[N.B.T.H.K]Juyo Token No.44

鉄刀木塗に茶蛭巻塗鞘打刀拵Tagayasan and Hirumaki nuri saya Uchigatana Koshirae
  • NO.B135
  • 銘文:鞘 橋市 総金具 春島信政(花押) 鐔 真田義政
  • Sign:Saya Hashi ichi Metal Ornament Harushima Nobumasa (Seal)
  • 時代:明治時代ー武蔵国(東京都)
  • 価格:どうぞお問い合わせください。

幕末から明治にかけて鞘塗の最高峰と称された橋本市蔵の手による打刀の重要刀装指定作品。
本作は柴田是真と並び漆芸の最高峰と称された橋本市蔵の鞘に江戸金工の春島信政と真田義政による揃金具と鐔を用いた最上級の打刀拵である。本作の鞘を製作した橋本市蔵は初代橋市(維新後の廃刀令以降,刀の鞘塗が衰退したため,竹の模様塗を考案し額縁,花生,菓子器などに応用して好評を博し,橋市の竹塗として知られた。)の門人として変わり塗の技法を学び、後に養子となって2代橋市を継いだ漆芸家で、21年の皇居造営に際し宮殿の鏡縁の竹塗りを担当し、のち明治27年には東京美術学校(現東京芸大)で漆工科教師を拝命した名人である。初二代ともに日本最高峰の漆芸家として柴田是真と並び著名な作家であるが、特に二代の製作期は廃刀令後、刀剣に関する注文は激減していた時期であり、同作の手による鞘塗は他に経眼の記憶がないほどに貴重である。鉄刀木鞘と鞘に巻きつく藤巻を写実的に表した変わり塗(だまし塗)は師の得意技であり、その技量を余すところなく受け継いだ二代市蔵の超絶技巧を示した大変貴重な優品である。

 

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