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備前国住長船法光作之 
永禄十年二月吉日
Bizen no kuni ju Osafune Norimitsu korewotsukuru A.D.1567

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

備前国住長船法光作之 
永禄十年二月吉日Bizen no kuni ju Osafune Norimitsu korewotsukuru A.D.1567
  • NO.856
  • 銘文:備前国住長船法光作之 
永禄十年二月吉日
  • Sign:Bizen no kuni ju Osafune Norimitsu korewotsukuru A.D.1567
  • 種別:刀 Katana
  • 寸法:2尺3寸(69.7cm)反り 1.9cm 元幅 3.1cm 先幅 2.1cm 元重 0.7cm
  • 時代:室町時代ー備前国(岡山県)
  • 価格:御売約 Sold Out

日本刀史上最大の隆盛を誇った長船派の名工、法光の特別保存刀剣指定作品。
法光は末備前と呼称される室町時代末期の長船刀工群の中では比較的作例が少ない刀工であるが、同時代の筆頭である与三左衛門尉祐定に並ぶ技量を示したと云われる名人である。本作は生茎在銘で永禄の年紀が添えられている事から銘鑑に寄るところの八代ないし九代に該当すると鑑られる作例で、地鉄、小板目肌がつんで所々杢肌を交え、乱れ移りが鮮明に立ち、刃文は匂出来の小乱刃に足、葉がよく入り、帽子は突き上げ尖って返るなど一見古風な作風を見せながらも実に出来が良い。刀工辞典に寄ると「法光は優秀品といえども俗名を切らず、注文打ちの判別としては上みの出来を見れば一見して判明する、中心だけでも明瞭である。」と述べられている。本作がそれに該当するか否か、浅見な筆者では明瞭な判断はしかねるが7mmもの重ねを有する稀有な健全作であり、蓋し名刀である。

 

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