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於東都長運斎綱俊造 慶応三年正月日
Chou unsai Tusnatoshi A.D.1867

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

於東都長運斎綱俊造 慶応三年正月日Chou unsai Tusnatoshi A.D.1867
  • 銘文:於東都長運斎綱俊造 慶応三年正月日
  • Sign:Chou unsai Tusnatoshi A.D.1867
  • 種別:白鞘刀 Katana and Shirasaya
  • 寸法:2尺1寸9分(66.6cm)反り1.2cm元幅3.2cm 先幅3.1cm 元重0.8cm
  • 時代:江戸時代後期ー武蔵国(東京都)
  • 価格:御売約済み Sold Out

幕末期、長運斎一派の祖、綱俊の作品。
綱俊は出羽米沢に生まれ、本名を加藤八郎といい、江戸に出て上杉藩工として活躍した。幕末の名工、加藤綱英を兄にもち、長運斎一派を興し、固山宗次を始め一族、一門は各地で繁栄している。本作は身幅広く、重ね厚く、切先の大きく伸びた豪壮な体配に、地鉄、小板目肌よくつんだ無地風となり、刃文小沸出来の直刃を焼いている。特筆すべきは腰元に据えられた濃厚な倶利伽藍彫りで、地が表裏に突き抜ける「欄間透」となっており非常に珍しく見事な彫り口を示している。その特徴的な体配からも当時の愛刀家からの特別な注文打であったと考えられる貴重な名品である。
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