鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣[N.B.T.H.K] Hozon Token
- 銘文:源 清重(荒木清重) 慶応四年二月日
- Sign:Minamoto Kioyoshige(Araki Kiyoshige)A.D.1868
- 種別:拵付短刀 Tanto and Mounting
- 寸法:7寸8分(23.7cm)反り0.0cm
- 時代:幕末期ー上野国(群馬県)
- 価格:御売約済み Sold Out
幕末期、駿府国の御用工を勤めた源 清重の作品。
源清重(荒木清重)は清麿一門の門人と伝えられ、後に摂津守を受領、駿府国(静岡県)で御用工を勤め、上野国(群馬県)に渡っている。その墓石には「群馬県 士族刀剣師 源清麿高弟 荒木摂津守源清重」とあるが、年代及び作風より直接の師は清人と考えられている。
本作は地鉄、小板目肌よくつんで地沸厚くつき、地景細やかに良く入った鍛えをみせ、刃文、直刃を基調に沸づき、金筋・砂流しよく入り、荒沸を交え、所々二重刃かかるなど、地刃共に豊富な働きを見せており、清麿一門の特徴をよく表した優作である。附けたりの拵は鞘を2分割し、朱塗りに竹節、片一方を木地に杢目をあらわすなど趣向を凝らした名拵である。