鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
- 銘文:薩州住正良 安永六酉二月日 為益田景覚重代
- Sign:Sashu jyu Masayoshi A.D. 1777 For Masuda Future generations
- 種別:拵付刀Katana and Mounting
- 寸法:2尺4寸3分(73.8cm)反り1.5cm 元幅 3.3cm 先幅 2.3cm
- 時代:江戸中期ー薩摩国(鹿児島県)
- 価格:御売約 Sold Out
奥元平と薩摩藩工の双璧を飾る、3代伊知地正良の注文打の作品。
3代正良は歴代に勝る高い技量を示し、奥元平と並び薩摩新々刀の双璧と称された名工である。寛政元年に伯耆守を受領、同時に正良銘を嫡子に譲り名を伯耆守正幸と改め、文政元年86歳で亡くなっている。
本作は小板目肌つみ、地景細やかに入りよく練れた地鉄に、刃文浅い湾れ調で匂深く、薩摩刀の特徴である黒く強い荒沸が盛んにつき、砂流し・金筋の働きを交え、帽子掃きかけて火焔風になるなど同作の特徴を良く示した傑作である。