鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
- 銘文:越中守正俊
- Sign:Echu no kami Masatoshi
- 種別:御売約済み Sold Out
- 寸法:1尺3分(31.3cm)反り0.0cm 元幅2.8cm 元重0.7cm
- 時代:江戸時代前期ー山城国(京都府)
- 価格:白鞘脇差 Wakizashi and Shirasaya
江戸時代前期、山城国で名を馳せた三品派、越中守正俊の作品。
越中守正俊は美濃兼道の四男で、伊賀守金道・来金道・丹波守吉道などとともに慶長から寛永頃にかけて活躍し、以来子孫、門弟大いに繁栄した。その作風は、互の目に小のたれを交えた志津風の物や、兼定風の互の目丁字、孫六兼元に範を取ったと思われる三本杉、その他直刃や皆焼も見られ、一門中最も作風の多彩な名人である。
本作は地鉄、板目に流れ肌を交え、刃文、末関風の互の目乱れに、尖り刃を交えて匂口締まりごころとなり、帽子、浅く大きくのたれて尖りごころに返る、いわゆる三品帽子を呈しているなど、越中守正俊の典型的な作域を示した優品である。
※財団法人 日本美術刀剣保存協会 定例鑑賞会 出品作