甲冑

本小札紺浅葱糸段威腹巻
Honkozane Haramaki

鑑定書内容:社団法人 日本甲冑武具研究保存会 甲種特別貴重資料
Certificate:Japan Kacchubugu Research and preservation Koushu Tokubetus

本小札紺浅葱糸段威腹巻Honkozane Haramaki
  • No.:d106
  • 本小札紺浅葱糸段威腹巻 Honkozane Haramaki
  • 室町時代 16th Century
  • 価格:御売約 Sold Out

室町時代の制作と鑑られる本小札紺浅葱糸腹巻 。
腹巻とは鎌倉時代に用いられていた腹当が背中迄防護する形に発展した物といわれている。南北朝時代から室町時代にかけ、戦闘様式が騎馬戦から徒歩戦に移行、大鎧が戦場から姿を消して象徴的存在となり、かわりに下級武士用だった腹巻が胴丸に加えて兜・篭手・脛当てをつけた重武装で用いられる様になっていった。室町時代になると背中の引合わせを防御する為に背板という腹巻特有の装置がつくものもあり、その運用の利便性から大流行したが、戦国の世においてその殆どが消失され、現存品は稀である。
本作は室町時代に製作され、威糸を江戸時代に手直ししたと見られる作品で、姿良く、小札も厚く盛り上げられ入念に制作された上手の作品であり、これだけ状態の良い室町時代制作の腹巻は大変貴重である。専用に制作された生櫃が残されており、こちらも入念に制作された優品であり、かつ状態が良く共に伝来したことは非常に喜ばしい事である。

 

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